- すぐにやる気をなくしてしまいます。みなさんはやる気がでないとき、くじけそうなときはどうしていますか?
- やる気はなくなりやすいもの。別にへこむ必要はない
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学校の授業のように毎日強制されてやるものではない場合、やる気というのは案外簡単になくなってしまいます。勝間和代さんのようなスーパーウーマンの例が、どんな人にも当てはまるわけではありません。むしろ、ああいった人は、例外中の例外といってよいでしょう。
ただし、だからといって、コンプレックスを感じて卑屈になる必要はありません。
そういった人の中には、あなたが関心があるようなことに関心がなくて、それで逆に勉強だけに全力を傾注できる、なんて人もいるのです(たとえば、ドラマや映画にはまったく興味が持てない、といった人ですね。そういった人にとっては、あなたがドラマや映画を見るために使っている時間を勉強に回すことが、まったく苦ではないのです)。
でも、人間はひとりひとり、皆、ちがいます。ちがって当然なのですから、素晴らしい成功例だけを見て、「私って、なんて××な……」とへこんでしまう必要はありません。
あなたはあなたなりに、自分のやり方でがんばればよいのです。
さて、やる気がなくなってしまった時どうすればよいかという話ですが、やる気の無くなり方によって、何パターンかに分かれます。 - マンネリ化してしまっている場合
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マンネリ化してやる気が出ない場合には、新たな刺激を加えることが必要です。
たとえば、
・ちがう教材に手を出してみる(別に一式買わなくても、サンプルを経験とか、図書館を活用とかでもよい)
・英語を実際に使う環境に入ってみる(海外旅行やボランティアなど)
などが挙げられます。
マンネリ化というのは、その刺激に慣れてしまって反応しなくなっている状態ですから、別の刺激を与えることによって、再活性化が図れるのです。 - 重圧が強過ぎる場合
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勉強が遅れがちになったり、あるいは教材ばかりがたまって全く消化できていない状態だったりすると、遅れた分や消化できていない分がいつも頭の一角を占めるようになってしまい、罪悪感のようなもので重い気持ちになって、逆に何もできなくなってしまうということがあります。
これを脱するには、プレッシャーから離れて気分転換をすることです。
スパッと休んでしまってもいいかもしれません(あなたがいくら休んでも、教材はなくなりませんから、安心して一定期間休んでみてもよいのです)。
別の外国語に触れてみてもいいですし(たとえばレンタルでフランス語の映画を一本借りてきて、点けっぱなしにしておくだけでも、気分転換になります)、あるいは日本の古典(昔の文章)に触れてみるのもいいかもしれません。
重い気持ちになっているということは、その学習法の負荷があなたにとって一時的に重くなり過ぎているということですから、負荷を減らす(重荷を減らす)ということが一番の解決策なのです。
いったん英語から離れてリフレッシュしたあとは、ご自分の現状に合わせて、学習法の頻度や内容を再設定してみてください。
人の気持ちは変わるものですから、いつまでも始めたころの予定に縛られず、無理になったら今の自分に合わせて、いくらでも変えてみてもよいのです。
自分の心がときめくように、やってみたいという気になるように、ということを優先して考え直してみることが必要です(もちろん、休んでみたら元気が回復して、以前のペースでまたやれるようになったという場合には、無理に変える必要はありません)。 - 目標を見失っている場合
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何か目標を立てて始めてみても、じき、なあなあになってしまうことがあります。
こういう場合には、2つのことが必要です。
1・当初の目標を思い出す
2・現状に合わせて今後の目標を決める
まず、最初の目標とそれを決めたときの気持ちを思い出すことが先決です。その上で、その目標が、今の自分にとっても価値のあるものであるかどうか、自問自答して、再確認してみましょう。
もし、今でも大事であれば、今度はその目標に到達するまでの小目標をいくつか立ててみることです。
目標が遠過ぎると、やる気の維持が難しいので、近い小目標を設定して、それを一個一個クリアしていけば、大目標に到達できるようにするのです。
もし、今では大事でないのであれば、その目標はやめてしまうという手もあります。
今ではその目標は大事ではないけれど、でも英語をやってみたい気持ちはある、というのであれば、別な目標を設定し直しましょう。