しゃべれるようになるまでの期間は
- しゃべれるようになるまでの期間は?
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「英会話に取り組もう!」
そう考えたときにどうしても気になってしまうのが、一体、どれくらい経ったら、しゃべれるようになるんだろうか?ということです。これは誰もが気になることだと思います。
結論から言いますと、個人差があります。それも、個人個人によって、けっこうな開きがあります。
ですから一概に、何ヶ月でとか、何年でとか、言えることではありません。「そんないいかげんな話を――」と思われるかもしれませんが、これにはちゃんとした理由があるのです。 - ポイントは、自分の中での自動化
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英会話ができるようになるには、抜ける必要があります。
抜けるといっても、うっかりするとか、抜け落ちるとか、そっちの抜けるではありません。それまでの自分の英会話力から、一段上の自分へと抜け出す必要があるのです。
それはまるで、ずっと深海をさまよっていたのが、あるとき、気が付いたら、海面に出ていた、といったようなものです。もっと分かりやすく言うと、自転車に初めて乗れるようになった時みたいな感覚だと言えるかもしれません。
最初は一個一個意識してやらないといけないものですが、ある段階を抜けると、ある程度自分の中で自動化されてきて、いちいち意識しなくても、ある程度自然にできるようになってくるのです。
それが抜けるということで、そうなると、ある程度自由にしゃべることができるようになってきます。 - なぜ、酔っぱらうと、英会話ができるようになるのか
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そもそも日本人にとっての英会話の難しさというのは、英語であることを意識し過ぎることから生まれるものです(単語自体を全然知らない、などの、明らかな実力不足の場合を除きます)。
英語の翻訳家の人の体験談などによく出てくるのですが、若くて英会話がほとんどできなかったころ、なにかのパーティーなどで酒を飲んで酔いが回ると、いつの間にか自然と英語で意思の疎通ができていた、なんてエピソードがけっこう、あります。
これなどは、酔うことによって意識しなくなって、かえってスムーズに話せるようになったという好例です。 - 得意な言語と苦手な言語
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また、実は言語によっても個人差があります。
たとえば、何ヶ国語もペラペラしゃべれる偉い先生であっても、「実は××語だけはどうも苦手で頭になかなか入ってこない」なんて例があります。
人によって、身に付きやすい言語とそうでない言語があるのです。
これは個人差です。
そういった個人差もあるので、どのくらい経ったら英会話ができるようになるのか?というのは、一概に言い切れないのです。 - ひとつの目安としては
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ただ、目安がまったくないというのも困りものですので、ひとつの目安を挙げておきます。
もし、あるやり方を3年続けて、それでも成果が実感できないとしたら、別の方法を試すなり、やり方を変えるなりした方がよいかもしれません。
ちゃんとした内容で、本人にも合っているのであれば、3年もやれば何らかの手ごたえなり実感なりはあるはずです。もし、それがないのであれば、その方法はその人にとっては効率が悪いやり方である可能性が高いです。一考の余地があるといえるでしょう。